メラトニンとは
メラトニンとは
最近、メラトニンという言葉を、よく耳にするようになりました
日本ではまだあまり目にしませんが、アメリカなどではサプリメントで大変によく売れており、今後は日本でも同じようなことになっていくかもしれません
いろいろ研究が進んで、働きがわかるようになってきています
メラトニンは、体に今が活動すべき昼なのか休むべき夜なのかを知らせ、体内リズムを整える重要な作用を持ったホルモンです
脳の松果体で夜の間だけ作られ、睡眠中に分泌されます
睡眠物質のメラトニン(脳の松果体から分泌されるホルモン)は下界が暗くなると分泌量が増え眠気が強くなり、明るくなると少なくなり目が覚めます
昼間にたくさん光を浴びると睡眠を促すメラトニンの分泌量が抑えられ、眠気が少なくなり、夜間の分泌量が多くなり寝つきやすくなります
体内時計のスイッチを入れるのは太陽の光
朝に浴びることで活動に適した状態になり、
14~16時間後に血中に分泌されます
夕方から夜にかけて光を浴びると、体内時計の針が遅れます
明るいところで寝ると、目をつむっていても目の奥の網膜で光を感知し、メラトニンが分泌されず、睡眠の質が落ちます
(とても小さな光でも感知するので、夜は小電球もつけない真っ暗な環境がよい)
全身に働きかけ体温、脈拍、血圧を下げ眠りの準備を始めます
脳と精子の抗酸化作用があり、寝不足で量が少ないと動脈硬化・脳の錆び・男性の精子の質が落ちるなどの健康に害が出てきます
月明かり程度(0.2ルクス)まで暗くなると分泌量が最大に
寝る3時間くらい前から部屋の照明を抑えると効果
朝はメラトニンが減ってきて血圧が上がり、脈が速くなり目が覚めます
とりたててサプリメントなどでとらなくても規則正しい生活のリズムを守っていれば、きちんと出てくるのですが、今の忙しい現代人には、このことが最もむずかしいことなのかもしれませんね