睡眠不足と病気・肥満
睡眠不足と病気・肥満
男性の場合、睡眠時間が6時間未満の人は、7~7.9時間の人に比べ心疾患による死亡リスクが6倍ほどに高まる (自治医学大学調査)
睡眠時間が短いと、動脈硬化をおこしやすくなります
糖尿病
インスリンの働きが低下する
コルチゾールが増える 血糖値を上昇させる作用
喉の渇きや夜間頻尿も不眠を招きやすく、悪循環を招きやすい
睡眠時間が短いだけではなく、長い場合にも発症しやすくなる
高血圧
交感神経常体が長く続く
血管
内皮細胞から分泌される「しなやか物質」の分泌が約半分に減少する
内膜を構成する平滑筋細胞が増え、厚く硬くなる
血圧
不眠症の人は昼間の血圧は正常でも、夜間の血圧が高い(交感神経亢進)
血圧が正常と思っている人が多く、注意が必要
肥満
食欲を増進するホルモンが増え、抑制するホルモンの分泌が減る
食事を摂るとその刺激で20~30分で食欲を抑えるレプチンというホルモンが脂肪細胞から分泌される
脳の視床下部にある満腹中枢を刺激して食事の摂取量を制限する
胃から分泌されるグレリンというペプチドホルモンは視床下部に作用して、食用増進に働く
5時間しか眠らない人は、レプチンの量が15.5%少なく、グレリン濃度が14.9%高くなる
7~9時間眠っている人より、6時間しか眠っていない人は23%、5時間で50%、4時間以下の人で73%も肥満になりやすい
脂質異常症
血液中の中性脂肪が増加する