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子宮頸がん 予防ワクチンについて
20才代に急増中!子宮頸がんとは
子宮頸がんは、子宮の入り口の子宮頸部に発症します
発症のピークは30~40才代ですが、最近では20才代に急増しています
日本では毎年約15,000人が診断され、約3,500人が死亡しています
多くは性交渉で感染する「ヒトパピローマウイルス」で、
成人女性の半数が生涯に一度は感染するありふれたウイルスです
(ウイルスを持っている人との性交渉でうつる)
ほとんどが免疫によって排除されますが、ある種の型に感染すると、
ごく一部の人では細胞の遺伝子が異常を起こしてがん化します 1/1000人
予防ワクチンが2009年承認
“予防できる唯一のがん”と言われています
半年に3回の注射で20年以上効果が持続
ワクチンで約90%の子宮頸がんを予防できます
効果は20才以上で約7割、30才代で5割以上とされています
妊娠中は、ワクチンの接種を受けないほうがよいと
されています
子宮がん検診は20才以上は、2年に一回、無料か低料金で受けることができます
<症状>
初期はほとんど症状がないので定期健診が早期発見には欠かせない
性交時の出血 80%に見られる進行するとおりもの・腰痛
<検診・治療>
検診は自治体が助成をしていて、20才以上が対象年齢
放射線治療が行なわれる
<治療>
外科療法、放射線療法、化学療法
外科療法 早期がんには子宮温存手術、進行がんには子宮摘出手術が
行われる

<写真 NHK 今日の健康 より>